トリートメントは髪を痛める
今このブログを見てくださっている美意識の高い方であれば、一度はこの言葉を聞いた事があるのではないでしょうか?
結論から先に言ってしまうと、
『使用方法や使用用途を誤解していると痛む可能性は大いにあります』
今回はその真意についてのお話をしていきたいと思います。
髪は死滅細胞だから治らない
こちらでも詳しく解説しているんですが、基本的な考え方として髪は一度痛んでしまったら再生、修復する方法は存在しません。
どんなに高級なトリートメントをしても、どんなに良いケア用品を使ってもこの部分は揺るぐ事はないんですね。
トリートメントは髪のお化粧
では、トリートメントはどのような役割を担っているのでしょうか?
それは、髪にお化粧をしているようなイメージなんです。
素肌の欠点をカバーして綺麗に見せる
↓
髪のダメージをカバーして綺麗に見せる
ですが、お化粧と同じようにあくまでも表面的に綺麗に『見せている』だけなので根本を解決している訳では無く、誤魔化しに過ぎないんですね。
トリートメントは髪を痛めるとは?
そのお化粧が逆にダメージに繋がってしまう事例というのがいくつか存在します。
クレンジングが不十分
髪にお化粧をするという事は当然クレンジングも必要になります。
そのクレンジングの立ち位置になるのがシャンプーなんですが、
安価なシャンプーや洗浄成分がマイルドすぎるシャンプーなどを使うとその日落とさなければいけないお化粧がしっかり落とせていないままその上からまたお化粧を重ねて…
と、上から上からお化粧を重ねて何が何だか分からない状態になってしまっている事があります。
「最初は良いと感じたけど、日に日にゴワつくようになった」
や
「髪をしっかり洗ったつもりでもベタつきや残ってる感じがする」
方なんかはこの状態になっている事が多いです。
これらの状態を気にせずいると、髪に負荷がかかり続け、いざコーティングが剥がれたらだいぶパサついていた。
なんて事になってしまいかねません。
残留物の滞在
カラーリングや縮毛矯正などの薬剤施術後のトリートメントも物によっては注意が必要です。
薬剤の施術は行ったその日に全てが完結しているわけではなく、
薬剤の残留物が数日〜数週間と髪に残っているんです。
その上からコーティング力の高いトリートメントなどをしてしまうと、
本来であれば残留物が出ていくであろう日数を過ぎてもコーティングのせいで内部の残留物も抜けにくくなってしまい、余計な負荷を与えてしまう事があります。
カラーなどの薬剤施術で痛みが気になる
↓
髪の状態を良くしたくて一緒にトリートメントをする
↓
残留物が出ていけなくなり、髪に負荷がかかる
↓
トリートメントが落ちたと感じ、またカラーと一緒にトリートメント
↓
また残留物が残って負荷をかけていく
↓
繰り返し
と、何とも恐ろしい負のループに入ってしまうと物凄い速さで髪に負荷がかかっていきます。
そして、本人も
と、それがトリートメントのせいだとは気づきづらく良かれと思って続けてしまう。というのも厄介な所です。
適材適所、正しい使い方を。
使い方次第で薬にも毒にもなる可能性があるトリートメント。
いつものお化粧のように、その日一日をカバーできるだけのナチュラルメイクを。そしてしっかりとメイクオフしてあげるサイクルを作れればこんなにも頼りになる物はありません。
あなたにとって適切な使い方をアドバイス出来る美容師さんと巡り合えることを願っております!
・使い方によってはダメージになる可能性がある
・髪のお化粧だと考えよう
・使い方さえ間違えなければとても頼りになるアイテム
以上となります。それでは良い美髪ライフを♪