縮毛矯正

縮毛矯正とコスメストレートの違いって?【知らなきゃマズイ】

クセが気になるから縮毛矯正をかけたいけどダメージしちゃいそうだし悩むな〜…

 
 

コスメストレート?なんか髪に良さそうで真っ直ぐにもなって一石二鳥なんじゃない!?

 

 

美容室のメニューのネーミングを見て、そんな風に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

でも、そんな甘い誘惑に誘われてやったらクセも伸びてないし逆に痛んでしまった…

なんて事にもなりかねないのは、ご存知でしたか?

 

今回は、そんなコスメストレートについて解説していきたいと思います。

 

この記事でわかること

・コスメストレートとは何か?
・縮毛矯正とコスメストレートの違い
・コスメストレートをする上で気をつけるべき事

 

 

コスメストレートとは?

 

 

お店によって、名称は様々な形で行われていますが、基本的には

『化粧品登録の薬剤を使ってかける縮毛矯正』

の事を指します。

 

「化粧品登録」という言葉の柔らかさから、ダメージが少なくナチュラルに縮毛矯正がかけられるイメージを持たれてる方が非常に多いですが、その解釈でむやみに選んでしまうと思いがけない失敗に繋がってしまう可能性もあるんです。

 

 

縮毛矯正とコスメストレートの違い

 

 

コスメと医薬部外品

前述した通り、

通常の縮毛矯正で使う薬が 医薬部外品

コスメストレートで使う薬が 化粧品(コスメ)

使う薬の登録されている種類によって名称が異なっています。

 

逆に言うのであれば、違いはここだけです。

 

では、この二つの登録の違いはどこにあるのか?

 

 

※次の文はわざと添付します。 なんとなくで飛ばしてしまって大丈夫です(笑)

■医薬部外品とは(薬事法抜粋)
「医薬部外品」とは、次に掲げる物であつて人体に対する作用が緩和なものをいう。
一 次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物(これらの使用目的のほかに、
併せて前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて
機械器具等でないもの
イ 吐きけその他の不快感又は口臭もしくは体臭の防止
ロ あせも、ただれ等の防止
ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛
二 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の
防除の目的のために使用される物(この使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号に
規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
三 前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物(前二号に掲げる物を除く。)の
うち、厚生労働大臣が指定するもの

 

■薬用化粧品とは
医薬部外品の中でも本質が化粧品的なものについては、いわゆる薬用化粧品といいます。
薬用効果(予防等の効果)をもって謳われる、化粧品類似の製品であり、薬用化粧品としての
承認が必要となります。効能または効果に関する資料等、必要な情報を添付し、申請することで、
特定の薬用効果が表現できます。

 

出典:薬事法広告研究所

 

意味がわからないですよね?

そうなんです。意味がわからない。

 

そして、みなさんと同じように多くの美容師さんも意味が分かってないで使っています。

 

凄く平たく言うと、化粧品の方が少し優しく作られてるよ!とは書かれているのですが、

正直なんの為に区分しているのか分からないくらい、ボーダーラインが曖昧なんです。

 

ですが、言葉のマジックによって

「化粧品で縮毛矯正をするから」、「コスメ系薬剤だから優しい」

などと書かれた謳い文句によって何となく髪に優しいものだと思い込んでしまう。

 

そういった選び方で失敗された方のお悩みが多くあるのも事実です。

 

ダメージ度合はさほど変わらない

 

縮毛矯正のお薬の強さは

・還元剤の種類と濃度
・アルカリ剤の種類と濃度
・PH(アルカリ性〜酸性)

によって決まります。

 

詳しく書くと小難しくなるので割愛しますが、

ようはどれだけパワーのあるものを混ぜて、パワーが出るように組むか。

これに関しては医薬部外品でも化粧品でも変わらないです。

 

コスメと医薬部外品の規定

 

医薬部外品

 

還元剤濃度 2%~7%

アルカリ度 7ml以下

コスメ

 

還元剤濃度 7%以下

アルカリ度 上限なし

 

還元剤濃度を「拳銃の弾丸の質量」だと置き換えると、アルカリ剤は「火薬の量」みたいな物でしょうか。

質量がある方が威力は大きくなり、質量が減れば威力も小さくなる。

火薬もしかりですね。

 

このように見比べると、

パワーの一つの要素である「還元剤濃度(質量)」の最高数値はどちらも同じ7%

もう一つの要素であった「アルカリ剤の量(火薬)」は医薬部外品は7%までと上限があるのに対し、コスメの方はまさかの上限無し。

 

 

作り方によっちゃ、むしろコスメの薬剤の方が強く作れたりもする訳です。

 

ちなみに、色々な薬剤がありますが、コスメストレートの薬剤を扱ってる大手メーカーさんは矯正の薬剤もコスメストレートの薬剤もスペック(どれくらいの配合量か)を公開していないことがほとんどです。

 

「類似品を作られるのを防ぐ為」などが主な理由なんでしょうが、それによって結局どのくらいの強さの薬剤なのかも正確にはわからないんですね。

 

結局のところ、髪の毛の状態にあった薬剤をいかに見極められるかが一番大切。

「コスメ系だから安心」と提案する美容師さんは疑いにかかった方がいいかもしれませんね。

 

 

まとめ

・普通の薬剤とコスメとの違いは登録区分だけ
・コスメだから優しいという訳では無い
・むしろコスメの方が強い薬を作れる事も

 

ここまで散々書きましたが、何もコスメの薬剤が悪い訳では決して無いんです。

使い方によっては髪の毛を綺麗にする事も勿論出来ます。

 

ただ、忘れないで欲しいのが

「コスメだから安心、優しい」 ではない事。

使い方次第で、薬にもなるし毒にもなる可能性がある事はお忘れなく…!

 

今日は以上になります。 それでは良い美髪ライフを♪