くせ毛で困っていた髪が縮毛矯正によって念願の艶髪に。
それでも時には、
『ずっと真っ直ぐで綺麗なんだけど、パーマをかけたような柔らかくふんわりしたスタイルにしたい…!』
と飽きが出てしまうも仕方のない事。
出来る事なら色々な髪型を楽しみたいですよね。
今日はそんな疑問についてお話をしていこうと思います。
Contents
縮毛矯正した髪にパーマはかけられるの?
結論から言ってしまうと、パーマをかける事は出来ます!
しかし、その回答が全員に当てはまる訳ではないんです。
・現在の髪のダメージ具合
・どのくらいの強さで縮毛矯正がされているか
・その他、日頃のヘアケアや施術の履歴
etc…
色々な要因を、実際に聞いてしっかり触って確かめる。
それがあって始めてかけられるか否かを判断する技術になります。
ただでさえ縮毛矯正によってデリケートになっている髪の一番負荷がかかっている毛先をメインにお薬をつけるので、難易度がとても高く高度な技術力が必要になってくるんです。
見極めも難しいので、しっかりとした毛髪診断の後に納得出来るまで話をし、なおかつ難しい時にはハッキリと断れる。
いざ、施術をしたら完璧に仕上げてくれる。
そんな信頼の出来る美容師さんを見つける事、それが縮毛矯正をした髪にパーマをかける為の成功の近道なんです。
次からは、
パーマをする前に自分で出来る注意点
かける時に選ぶべきパーマの種類
パーマをかけた後の注意点
を解説していきます。
縮毛矯正をした髪にパーマをかけるための下準備
髪の残り体力が大事
パーマという技術は、髪の毛の中にあるタンパク質の形を変えて、曲がった状態で固定させることによって作り出されます。
ただ、過度なダメージによってそのタンパク質自体が髪から無くなってしまっている場合は、どんなに頑張ってもかかりません。
事前に美容室でのトリートメントのようなもので、疑似的なタンパク質を入れることによって、パーマがかかったように感じさせる事も出来ます。
ですが、髪に永久的に残ってくれるものでは無く、日に日にそれが外に流れ出てしまうと結局パーマは無くなったように感じてしまいます。
縮毛矯正という施術は美容室の施術の中でもトップクラスにダメージが高く技術力を要する施術です。
縮毛矯正でダメージを与えすぎてしまうと、いざパーマをかける時に髪の体力が残っていなくて「うまくかからなかった」や「そもそも断られた」などのケースに繋がる可能性が高くなってしまいます。
その時の為にも、縮毛矯正や他の薬剤施術、日々のヘアケアにおいて
『髪への負荷を最小限にしておく』
ことがクオリティの良いパーマをする上で不可欠になってきます。
どれくらい期間をあけてかければいいの?
縮毛矯正をかけたのがリタッチ(伸びた根本だけをかける)なのであれば、そこまで期間は気にする事なく大丈夫です。
毛先までしっかりと縮毛矯正をかけた時は、数週間は髪の毛全体がデリケートな状態になているので1ヶ月程あけて施術させてもらう事が多いです。
縮毛矯正とパーマの同時施術も状態によっては可能
縮毛矯正で根本のくせを伸ばしつつ、毛先にパーマをかける工程を一度で終えられれば美容院に行くのが一回で済んでとても楽ですよね。
この技術は「ストカール」や「ストデジ」などと呼ばれていて、施術の難易度が大分上がり、高い技術力が必要となってきます。
お店のスタンスや取り扱いの薬剤によって、同時施術をお断りしている所もあるので予約をする時に電話での確認をするか、実際に美容室で美容師さんに出来るかどうかの確認をしてみましょう。
縮毛矯正がかかっている髪へのパーマの選び方
技術の革新と共に、新しい薬剤や新しい技法が次々と生み出されていくこの時代。
それによって以前よりも格段にダメージレスで色々な事が出来るようになった事は素晴らしい進化です。
しかし、色々な薬剤や技法が増えすぎて、メニューを見ても
「私には何のパーマがいいんだろう?」
そんな風に感じている方も多いはず。
そんな中、矯正がかかっている髪に選ぶべきパーマは
【デジタルパーマ】です。
縮毛矯正がかかっている髪の毛は、「薬剤の力×熱の力」によって形がまっすぐに形成されています。
その為、同じ仕組みの「薬剤の力×熱の力」を利用するパーマの種類。すなわちデジタルパーマが一番相性が良いパーマなんです。
勿論、他のパーマを選択しても髪の状態や美容師さんのスキルによって上手くいく事もあるかと思います。
ですが、10数年美容師をやってきた感想としてはデジタルパーマが一番失敗の可能性が少なく綺麗にかけられるパーマである事は間違いないです。
矯正毛にパーマをかけた後に気をつけるべき事
縮毛矯正をした髪にパーマをかけた後は、髪には相当の負荷がかかっています。
今まで以上にしっかりとお手入れを行いましょう。
かけたては良くても1ヶ月、2ヶ月とお手入れを怠ると髪にもともと負担がある分、痛みが進行してしまうのがとても早くパーマもとれやすくなります。
適切なホームケアで持ちは変わる
毎日使うシャンプートリートメント。
毎日継続して使うものを適切なものに変えてあげる事によってパーマのもちは格段に変わります。
シャンプートリートメントが髪の状態に合っていないものを使い続けていると、そこでもダメージの原因になってしまいます。
髪の毛をブラシでとかすときやヘアゴムを外す時なども髪の扱い方によってはダメージに繋がってしまいます。
些細な部分かもしれませんが、日々の積み重ねで割と顕著に現れてしまう部分です。
優しく扱うように、改めて意識してみましょう。
もし、失敗してしまったら?
縮毛矯正後は髪の毛に大きな負担がかかっている状態です。
どんなに手を尽くしても思いがけず失敗してしまうリスクはあります。
↓詳しくはこちら
丁寧なカウンセリングの結果、担当の美容師さんが「やらないほうがいい」と判断された時は一度状態が良い状態になるまでは我慢する事も大切な事なんです。
その際は闇雲にまだ辞めておきましょう。だけでは無く、どのようなプランで、どのくらいでかけられるようになるか。
などを一緒に相談してくれる美容師さんであれば尚更良いですね!
・縮毛矯正とパーマの両立は可能
・日々のケアで事前準備をしておこう
・おすすめのパーマはデジタルパーマ
・上手くかけられた後もケアは大切に
・時には我慢も大切
縮毛矯正の時点でトップクラスに技術差が出る難しい施術。
その上にかけるパーマである以上、詳しい美容師さんとしっかりカウンセリング、髪質診断をしてもらった後にかける事が成功の秘訣です!
今日は以上になります。それでは、良い美髪ライフを♪